謹 啓

春陽の候、皆様方におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、過日の年度末総会で、私ども16名を、本年度執行部にご選任いただきまして、ありがとうございました。

昨年、当会は創立80周年を迎え、その記念すべき年に山岸憲司会員を日本弁護士連合会会長に輩出することができました。ひとえに会員の皆様方のご支援の賜と存じます。

厚く御礼申し上げます。

本年度は、この80年の歴史と伝統の上に、さらに新たな一歩を踏み出す所存でおります。

現在、当会は700名を超す会員を有し、東京弁護士会内の最大会派の地位を占め、各界へ多くの逸材を輩出しております。反面、会員数の増大にともない、会員相互の関係が希薄になっているとの声も聞かれます。当会会則第3条は、「目的」の第一として、「会員相互の親睦と相互扶助」を掲げております。この原点に立ち返り、会員が世代を超えてアットホームに語り合い、親睦を深めつつ叡智と経験を共有できる環境を作りたいと思います。

法曹養成問題、弁護士の就職難など、我々をとりまく環境は厳しい状況にあります。

また、東日本大震災から2年が経過し、本格的な復興に向けて住居の移転や新たなまちづくりなど、権利関係の調整も必要とされています。福島第一原発事故による被害回復も急務です。その他、TPP問題など、我々法曹の力が試される時代が来ております。

課題は山積しておりますが、つどい、語らい、親睦を深める中で、会員の叡智を結集することができるものと確信しております。

是非、皆様方の当会会務への積極的なご参加とご意見を宜しくお願い致します。

そして、われわれ執行部に対し、温かい励ましもいただけましたら幸いに存じます。

謹 白

平成25年4月
会員各位

平成25年度 東京法曹会執行部
幹事長   森 徹
副幹事長吉田 秀康池田 和郎内藤 丈嗣
石田 惠美岸本 史子二宮 麻里子
村山 輝紀(事務局長)三竿 径彦古屋 丈順
大塚 陵一瀬 太一相澤 恵美
金川 裕紀角谷 美緒今井 時右衛門