令和3年度 退任のご挨拶

会員各位

令和4年4月吉日

謹啓

陽春の候、東京法曹会の先生方におかれましては、ご清栄のこととお慶び申し上げます。

長引くコロナ禍、世界情勢の危殆化の中でありますが、今春は桜花を長く愛でることができるようで、少しでも華やぐ気持ちを持ち続けていたいと思うところです。

令和3年度東京法曹会執行部は、本年3月末をもって任期満了となりましたが、一言ご挨拶させていただきたく存じます。

就任当初から昨年度の経験を活かし、活動の再開を模索しましたが、各種規制により、思うようにはいかない状態が継続しました。秋から年末にかけて一平の会、コスモスの会、実務研究会と制限を設けて開催できるようになりましたが、残念ながら、新入会員歓迎会、各種企画等は延期せざるを得ませんでした。毎年、東京法曹会の各行事を楽しみにしていただいている先生方には本当に申し訳なかったと感じています。

人事につきましては、東京弁護士会副会長に吉田修会員、日弁連理事に関理秀会員、関弁連理事に北村聡子会員、司法研修所教官に、矢作和彦会員、香川美里会員、本多貞雅会員の3会員を送り出すことができました。各会員の今後の飛躍に向け、東京法曹会の先生方の更なるご支援をお願い致します。

日弁連会長選挙につきまして、髙中正彦会員に対しご推挙を頂き、先生方のご尽力を得ながらも結果を残すことができず、執行部としての責任を痛感しております。先生方におかれましては、引き続き髙中会員及び東京法曹会に対する篤いご支援をお願い申し上げます。
現在もコロナ感染者の増加は収束をみないようですが、先生方のご健勝を心から祈念しつつ、令和4年度こそは当会行事で、先生方の元気な笑顔を拝見するのを楽しみにしております。

1年間、未熟な幹事長を支え、執行部をご支援いただいた全ての先生方に深く御礼申し上げます。

略儀ながら、本書をもって退任のご挨拶とさせていただきます。

謹白

令和3年度東京法曹会執行部

幹事長　　　　池田　和郎