謹啓

春暖の候、東京法曹会の先生方におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、私ども16名は、去る3月11日の年度末総会におきまして平成27年度幹事長及び副幹事長にご選任いただき、4月1日から新執行部として始動しました。

昨年度は、当会から髙中正彦会員を東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長に輩出することができ、本年度は、森徹会員を東京弁護士会筆頭副会長に、吉村誠会員を同監事に送り出すなど、当会は東京弁護士会において確固たる地位を占めています。これもひとえに会員の皆様方のご支援の賜と存じます。厚く御礼申し上げます。

当会は、現在750名を超す会員を有し、東京弁護士会内の最大会派の地位を占め、各界へ多くの逸材を輩出しておりまが、他方、会員数の増加に伴い、会員相互の関係が希薄になって会員の顔が見えなくなっているとの声も聞かれます。
新規登録弁護士の就職難や他士業との業際問題など、我々をとりまく環境は厳しい状況にあります。また、東日本大震災から4年が経過しましたが、未だ仮設住宅から転居の当てのない多くの被災者、避難者の方々がおり、高台移転などの本格的な復興も漸く緒についたばかりであって法的支援が必要とされるのは正にこれからです。

このように前途の課題は山積しておりますが、私ども執行部一同、先輩方が築き上げられた礎の上で今一度足元を見つめ直し、世代を超えた縦糸と世代間の横糸の繋がりを強固とするよう、より一層会員の親睦を深めるとともに、叡智を結集して弁護士会をリードする政策を提言してまいる所存です。

会員の皆様のご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

謹白

平成27年4月

会員各位

平成27年度東京法曹会
幹事長 日向 隆
 副幹事長池田 和郎山岸 宏彰的場美友紀
西川 久貴同(事務局長)軽部龍太郎本多 貞雅
谷口 琢哉古平江都子南  勇成
高関 雅英唐木 大輔生田 和也
張谷俊一郎大村麻美子上田 貴之