会員各位

令和6年4月吉日

謹啓

陽春の候、東京法曹会の先生方におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、私どもは、去る令和6年3月21日開催の年度末総会におきまして、本年度の東京法曹会の幹事長及び副幹事長にご選任いただき、4月1日から新執行部としてスタート致しました。本年度は、日弁連には渕上玲子会員を会長に、日向隆会員を理事に、そして、東京弁護士会には髙畠希之会員を副会長に送り出すことになりました。これもひとえに会員の皆様方のご支援の賜物と存じます。厚く御礼申し上げます。

東京法曹会は、創立90年を超える歴史と伝統ある会派であるとともに、会員数は800名を超える東京弁護士会の中でも最大の会派であります。これまでも政策形成・人材輩出・研修・親睦等様々な局面で重要な役割を担ってきたところです。

本年度もコロナ禍開けで日本全体において活動が再開しているところではありますが、そのコロナ禍の社会停滞の中でも想像もできなかった技術の発展・世界情勢の重要な変化は継続し、コロナ禍以前の状況を取り戻すだけではなく、以前には考えられなかった新しい思想・アイデアに基づき、よりその活動を発展させ、難局に対処しなければならない時代になっております。ITとりわけ生成AIの発展は従来の活動の省力化のみならず、誰にでも新たな領域を切り開くチャンスを提供しています。もちろん、このような時代の変化の中でも、これまで培ってきた法律家としての良き伝統を受け継ぐ必要性も再認識されており、その維持・醸成も重大な問題と考えられます。

このような重要な転換期に執行部を仰せつかり、執行部一同、身の引き締まる思いです。我々は、これまでの東京法曹会の伝統を承継しつつ、時代の変化に即応した、活力のある会を目指してゆきたいと思います。取り組むべき課題は山積しておりますが、執行部一同、当会を更に発展させるべく、全力で取り組む所存でございます。 会員の皆様におかれましては、なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い致します。

敬白

令和6年度東京法曹会執行部

幹事長    𠮷田  修

副幹事長   二宮麻里子

同      奥山 隆之

同      藤野 高弘

同      吉岡  剛

同      佐藤 顕子

同(事務局長)金川 裕紀

同      川口祐佳里

同      高橋 弘行

同      上田 貴之

同      矢島  裕

同      塚本 七瀬

同      岸本容司郎

同      平見ひかる

同      鈴木  遥